山女の知謀・・・なのだ
2017年 07月 28日
山女って、本当に賢い魚だと思うことが度々あるのだよね。
そんな事、誰もが知ってる事だろうけど、
そうは知りつつも、釣り人の予想を超えて賢さを痛感させられることが、今まで何度となくあったのだが。
最近では・・・ついこの前、一番良い時期を過ぎていよいよ夏本番、岩手でも35度の猛暑日を記録。
水量は平水よりも少~し少なめになっていたべかね?
流下する餌もだいぶ少なくなり始め、ライズを見かけるのも散発的になった頃・・・
そんな頃になると、岩魚も山女も決まって反応が悪くなるのだよね。
んでも、オラは最近感じる事があるのだが、
岩魚はフライパターンを重視し、山女は流れ方を特に重視するのじゃないべかね?って。
付き場の違いもあるのだろうけど、比較すれば岩魚の方が流速の遅い場所に付いてるし、水面近くに浮いて流下物を待ってる事が多いようだし。
山女の場合は底の方に付いていて、上から流れてくる流下物に合わせて浮いて来るような気がするのだ。
岩魚よりも長~くフライの流れ方を見ているような感じだべか・・・
ま、オラが勝手にそう感じてるだけかもしれないけどね。
山女が餌の流れ方に過敏になってると思われる事があったのだ。
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いかにも山女の付きそうな場所での体験なのだ。
水面から少し頭を出した岩に流れの筋が当たる場所、
ぶつかる流れは岩の上に小さな緩流帯を作り、左右に流速を早め分断される・・・そんな感じの場所なのだ。
岩の上の緩流帯に来るようにフライを流したが、ご不在だったようで・・・
その場所をあきらめ、2~3メートルも上だべか?流心にフライを落としたのだが、
その下でギラッと大型の魚影が見え、下流へと逃げられてしまったのだ。
「あちゃ~・・・気づかれてしまったべ。」
やっちまった感に腐りながらも、小さいのでも出るかもしれないと思い、再びキャストしたのだが・・・
またもや同じ事が起こったのだ、下流に逃げたと思ったが、岩の上の緩流帯でフライを銜えたのだ。
まさかの出来事にあわてたべ、弛んだラインを急いで回収するために足下に垂らしたラインが岩にひっかかり、
ロッドにラインが絡んだが、幸運なことにキャッチすることが出来たのだ。
余裕の尺越え山女・・・
多分、こいつは限られたレーンを流れる餌は決まってその場所にたどり着くと知っていたんじゃないべか。
餌を確認し、下流に先回りして緩流帯で待ち受ける、そうとしか思えない出来事だったのだ。
オラは憧れと、尊敬の念を持って再び流れへと戻すのだす。
また、逢えることを願ってね。
緩流帯だと捕食し易いのか、すぐには喰わずに安全を確かめるのか、これだからフライフィッシングは面白い。
あんなことやられちゃうと、長~い距離ドラッグかけず、しかも遠くから狙わなくちゃならないので・・・
山女が流下物を本物かどうか身につけた技、なんじゃないかと。
渓魚って、侮れないよね~。
毛鉤よりも早く下って、待ち構えてたんだな・・・・・・とその時思いました。
ちなみにハリ掛かりしたけど、2,3会のローリングで、あっけなくバレましたけど・・・・・(笑)
同じようなコト経験してても、ココまで事象を分析できなかったぁ~!
オラも以前同じ事経験してね、まさかと思ったけどホントに出るなんてね。
SHIGEZOさんも同じ事経験してたんだ~。
分析っつうか、正しいかどうかも判らないからね、答えが出ないからフライフィッシング続けられるのかもね~。
遙々岩手までお帰りなさい~。
増水は大丈夫と思うよ、だって、メールもらったときgohdonさんの周辺だけ大雨だったんだから(マジで)
その頃こっちは星空だったよ。
当然どっか行くんだろうけど、gohdonさんの頭上だけ雨雲だから、どこに行ってもバレバレだよ~。
いやぁ〜 惚れ惚れするヤマメっすねぇ
僕もヤマメは流れ方に敏感って思いますね。
基本、イワナ好きなんですが、続いて釣ってるとヤマメが釣りたくなります。
なので混成の渓が大好物ですwww
いえいえ、世話も何も変態二人の釣り旅に参戦しただけなので~。
確かに岩魚が続くと山女が釣りたくなるもんね。
それって、弁当食ってると、隣で食ってるパンが気になるのと同じなのかね?(違うだろ~)
あ、オラも混浴・・・いえ、混成の渓が好きだす。
流れ方が気に入らないと出ないけど、いつもエサを食っている流れ方をすると壊れかけのフライでもバコっと出てくれる。
プールではフライの形状も見られちゃいますけど瀬では間違いなくそういう傾向があると思いますよ。